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実践・日本真道 (P218~219)

     【実践・日本真道】 長谷章宏 著 (P218~219)より

P218
人間界というのは、最も凝り固まった組成の霊界であり、すべての霊界から干渉することができる。言い換えると、物理的に見れば「人間界」であるが、霊界から見れば、すべての霊界の霊が物理体を持って行為することが可能な最低位霊界である。憑依とは、霊が霊に感応し、それが物理体に現われる現象をいう。あくまでも、霊界での同調現象であって、物理体を乗っ取るということはできない。物理体そのものは、元の大神の響きをもっており、その物理体に初めに入った霊以外は、そこに入ることは許されない。霊の振動の波長が大神の響きと相違する場合には、その波長の不調和が、物理体にそれ相応の損傷として現われる。これが、人間界で言う「病気」「怪我」である。これは、自らの波長の乱れが自らの物理体を損傷する現象で、内的損傷を病気、外的損傷を怪我と呼ぶ。霊界での霊の戦いの結果、混乱した霊が物理体に現象化した行動や言葉の人間界的異常性(病的現象性)が、物理界での物理体に原因が特定できない時に、精神病という医学用語を使う。痴呆とは、霊が自らの意思をコントロール出来なくなったときに現われる現象であり、人間界の法則に同調することができず、時空の混乱、理性の喪失という形で人間界に現われる。心理的被害とは、物理体に現象化される前の状態であり、いずれ、物理体に損傷が現れる。ストレス性の疾病や、うつ状態からの病変、精神異常者の犯罪等がこれに当る。現象化された形は、医学や法律では解決することはできず、解決しようとするほど悪化の道を辿る。

波長の乱れ具合が同調した霊同士が出会うとお互いに損傷を受けるが、物理界は時空があるため、その前後関係から、加害、被害の姿として現われる。しかし、それは、あくまでも、各々の霊の波長の乱れが起こした衝突であり、各々の損壊は自霊の響きの乱れが自体を害したものであるから、加害者の消滅を図ったとしても、被害者をなくすことはできない。この世には被害者というものは存在せず、あえて言えば、自らを害した加害者は自らである。被害者を主張し、加害者の改心を迫ったとしてもそれは叶わず、自らの苛立ちが増えるだけである。霊に源がある損傷を形の世界に転嫁して解消しようとしてもそれは不可能である。霊界と現界の関係が完全に見えなくなった霊同士の争いの世界が現代社会である。自らの不都合を誰かを責めることで解消しようとしても、無理である。ストレス解消などというマヤカシは、自らの乱れの作り出す苦しさを自ら以外にばら蒔いて解消する究極の自分勝手であり、解消したストレスは、いずれ、自らの元に帰ってくることになる。裁判というシステムは、霊界のメカニズムに反するものであり、いずれ、機能不全に陥る。
P219
波長の乱れが起こす衝突は、霊同士のこともあれば、霊と霊界そのものとのこともある。前者は、傷害、殺人、戦争等の形で現われる現象であり、後者は、自然災害と呼ばれる現象である。この現象があることで、霊が人間界において自らの響きの乱れを自覚し、乱れを直すことができるのである。しかし、人間界の霊はそれを知らないため、形の現象だけを見て、お互いを攻撃し合い、ますます、響きを乱してしまう。この乱れは、大神の響きが全霊界に響き渡れば、すべて消滅し、現象として「人類滅亡」の形になる。これを霊界で感応し、その霊格に応じて解釈した映像を言葉や文字を使って、時代と場所にあわせた表現で物理界に降ろしたものが、終末予言である。より高い霊格の霊がその下の霊に順次伝達して、物理体を持つ霊に感応し、その意思を物理界に伝えることもある。それが、神示、神のお告げ、預言、予言、自動書記である。ただし、その内容を見れば、それがどの霊格の霊界からきたものかは判断できる。この現象を使って、高位の霊のフリをして預言をする人間霊や動物霊もいる。霊界に疎い人間は、怖れからそれを鵜呑みにしてしまうことが多い。人間界での詐欺師のような霊のお告げもあり、それを、哲学や科学という形で人間の思想に見せかけることもできるし、神のお告げであると言って、力を持たせることもできる。よって、自らが同調した霊界がどんな世界であるかによって、現実が決まる。他者に依存している物理霊は、自らが霊格を上げる努力をしないから、奇跡やお告げを欲しがる。しかし、霊界をいい加減に扱うと、とんでもないダメージを受けることになる。
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